ポロロッカの卵

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【38メソッドで】「最高の雑談」ができるようになる話【超一流の雑談力】

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こんにちは。

友人と雑談するとすぐ笑いを取ろうとするポロロッカです。





おしゃべりや雑談って、得意な人はとことん得意(というか上手い)ですよね。そんな人が皆さんの身近にもいることと思います。

そんな人を見ていると、「自分ももっと話すの上手くなりたいなぁ」と思うわけです。
つまり、雑談力あげたいとただ漠然と思います。



でも、「雑談力をあげる」ったって具体的に何をすればいいかなんて全然分かりません。


語彙力をつける?

流行をチェックする?


そんなのは雑談の「内容」にしか影響しないし、「話し方」とか「テクニック」には関係ありません。



じゃあどうすればいいのかなぁ と思っていた矢先、密林をさまよっているとこんな本を見つけました。




「超一流の雑談力」安田正 著 (文響社)


どうやら読むだけで雑談力が付きそうだ。

というわけで購入して、読んでみました。




読み終えて、これは胸を張ってオススメできると言える本だったので、あまりしたことないですが書評をさせていただこうと思います。




もくじ

超具体的なメソッドが詰まってる

こういう いわゆる「自己啓発本」って、
具体的に何をすればいいのかがあまりハッキリ書いていなくて、結局フワッとしたそれっぽいことを言われて終わりという勝手なイメージがありました。あんまり読んだことなかったもので。


でも、この本の出版社が個人的に好きな「文響社」だったから という理由だけで、手を出してみることにしました。




先に読み終えた結果から言うと、
超具体的な38のメソッドで構成されていることで、"実際に何をすればいいのか""ハッキリ"分かりました。

著者の安田正さん自身がこれまでの経験上で得た具体的な実践法も交えての説明なので、分かりやすいし説得力もあります。



これは今までの僕の中の自己啓発本のネガティヴなイメージを払拭してくれました。


印象に残ったメソッド3選

先述の通り、「超一流の雑談力」には38ものメソッドが紹介されています。

どれも適当に数稼ぎ的に書かれたものじゃなくて、濃い内容のものばかりです。



その中でも特に印象に残ったメソッドを、僭越ながら僕なりに3つ厳選してみました。
それを紹介しようと思います。


声は、ドレミファソラシドの「ファ」か「ソ」

1番印象に残ったメソッドです。
雑談の"話し方"に関するテクニックですね。この本にはこういう雑談内容とは関係ないテクニックも紹介されていて、すぐに実践に移せるのが良いところだと思います。




話す時の声の高さって、その人の印象を決定づけて、さらにその話の内容自体の聞こえも決める力を持っています。


具体的には、

  • 高い声は、話す人のキャラクターを社交的に感じさせる効果がある。
  • 低い声は、話す内容に対する信頼度は高く感じられるというメリットはあるけど、それ以上に「高圧的」「暗い」「とっつきにくい」印象を与えてしまうというデメリットも多い。さらにそもそも聞き取りにくいので、会話が噛み合わずテンポがずれるという欠点もある。

という風な印象をそれぞれ抱かせるのです。



だから、この原理を踏まえて、高めの声で気持ち早めに話すことを気にかけると、話し手自身が社交的に見え、話す内容がウケやすくなるのです(ここでの「ウケ」とは 笑い的なそれとは違って、相手にハマる という意味です)。



じゃあ具体的にどのくらいの高さの声を出せば良いのかというと、ちょうどいい声の高さの目安は「ファ」か「ソ」の音なのです。

これは絶対的な音階ではなく、自分がドレミ…と言ったときの「ファ」か「ソ」にあたるぐらいの音階です。



つまりは
普段より2〜3音高め
ということを意識して話すようにすればいいというわけです。


タテとヨコ-会話の2つの軸

雑談の最初の話題選びって、重要ながら何から話し始めればいいか分からなくなったりしますよね。圧倒的に僕もそうです。

そんな時、話題展開は「タテ」と「ヨコ」に展開すべしというのがこのメソッドで言いたいことです。



「タテ」「ヨコ」って具体的にどういうことかというと、

  • タテの軸=話題の深さ
  • ヨコの軸=話題のバリエーション

のことを表しています。


つまりこの教えの真意は、
いろんな話題を軽く出していき(ヨコ展開)、相手がのってきたところでその話題を掘り下げていく(タテ展開)べし
ってことなんです。

これについては、本では分かりやすい図を用いて説明していました。図の説明をも分かりやすい言葉で伝えられる人になりたいなぁ……


何についての話題なのか10秒で伝える

話し始める最初に、オチを言わない程度に全体のテーマをあらかじめ伝えるというのは、意外と多くの人が実践しているテクニックです。
たとえば「すべらない話」で芸人さんが話し始める時、「〇〇の時にひとつ驚いたことがあったんですけどー」なんて言って話し始めるのも、その類ですね。



そういう「テーマを最初に言う」時は、どれだけ長くても17秒以内、できれば10秒で伝えるのがベストだというのがこのメソッドです。

これは、人間が耳から得た情報を記憶できる量の限界が17秒と言われていて、あまりに長いと相手の頭に残らないからです。




他にも、本題に入る前に使えるテクニックとして、「ポイントを予告する」というのもあります(ここでは深く触れませんが)。


これらのテクニックは、実は僕のブログでもいつも使っています。

まず、「何についての話題なのか」ということを前置き文章の最後、本題に入る直前に1文でまとめています。

そしてその後、「ポイントを予告」するために目次をつけています。



この「ポイント予告」の重要性については、以前取り立ててまとめたので、気になる人はぜひ読んでみてください。


まとめ

以上が、本全体を読んで特に具体的ですぐ実践に移せると思った3つのメソッドです。



これはつまり。


僕が今紹介していない、隠しているメソッドが残り35個もあるということです。



気になる人もそんなに気にならない人も、一度は読んでみてほしい一冊です!



以上。
これを機にもっといろんな自己啓発本に手を出してみようと思ったポロロッカでした。








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やっと2ヶ月前のこの記事の伏線を回収できた……



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