ポロロッカの卵

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【すぐ使える】センスある"たとえ表現"を身に付けたい人が読むべき本の話【たとえる技術】

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こんにちは。

先日、シューベルトの「魔王」なら子どもが死んでてもおかしくないような台風の中自転車を漕いだせいで少々風邪気味のポロロッカです。





表現力、ほしいですよね。


もしあなたがブロガーなら それは言わずもがなほしいでしょうし、ブロガーでなくても やはり豊かな表現力を身に付けた人は他人との話も盛り上がります。


つまり、人間にとって「表現力」とは、映画館で上映前に流れる撮影禁止のパントマイム動画のように"なくては物足りないもの"なのです。




そんな「表現力」を飛躍させる本が、ありました。



その名も、

「たとえる技術」
著・せきしろ (文響社)



この本を読んで、僕の表現力も浴槽に張っていたはずのお湯が水だと気づいた時のように驚くほど上昇した、かもしれません。




ということで、今日はそんな「たとえる技術」を軽く紹介していきたいと思います。


※ここまでに数カ所登場させた「たとえ」があまりしっくり来なかった人は、これ以上は読まないでください。
※あくまで僕の解釈で本を読み解いています。ニュアンスは許してやってください。




もくじ

たとえたほうがいい

たとえる。


例示、比喩表現、などいろいろな言葉で表現されますが、辞書によると「物事を、より分かりやすく鮮明に説明するために、それに似通った物事を引き合いに出すこと」 だそうです。



でも、著者であるせきしろさんは、たとえることによって「一瞬にして目の前の世界が変わる」ことが「たとえること」だとおっしゃっています。



辞書通り 似通った物事を引き合いに出していても、それは目の前の世界を変えることには至りません。

そんな時に、せきしろさん流の「たとえる技術」を使えば、聞き手の目の前の世界を変えるほどの表現がなせるのです。



せきしろさん流、つまり「必ずしも似通っているわけではないが、脳内で鮮明に思い浮かべることができる物事でたとえる」ことで、

より深く感情を共有できるし、

オリジナリティ溢れる表現により個性が出るし、

なにより伝わりやすくなります。



だから、たとえたほうがいいんです。


視点を変えて、たとえてみる

とは言っても、あまりにかけ離れた物事でたとえてみても、それではむしろ伝わりません。

「俺のこのギターかっこいいだろ!」と鼻息を荒げた友人に対し「かっこいい!まるで伊能忠敬みたいにかっこいいよ!」と言っても、伊能忠敬に対しかっこいいというイメージを抱かせない教育を受けて育ってきた僕たちには、そのたとえはしっくりくるものではありません。



では、どうするか。


共通点を見つけて、それを軸に視点を変えていくのです。



共通点は、それこそなんでもいい。

「形」「色」「動き」、はたまた「イメージの近い著名人」など、それこそ本当になんでもいいんです。


そしてそれを軸に、別の視点で物事を捉えて、たとえてみる。



先の例なら、かっこいい代名詞である「矢沢永吉」なんかでたとえると、もっと良かったかもしれないです。

逆に伊能忠敬には「精密だ」「黙々と仕事をする」「フットワークが軽い」などのイメージがあるので、そちらで攻めていけばいいでしょう。


ちなみに、実は伊能忠敬は著名人の中でも「なんにでもたとえるのに使いやすい、汎用性の高い著名人」として誌上では紹介されているので、そこまで深く知りたい人は実際に89ページを読んでみてください。


〇〇を、たとえる

ではもうちょっと具体的なところに足を踏み入れてみます。

でもあまりに深く足を踏み込みすぎると、本を読んだ時の感動が薄れるかもしれないので、小学生が教室の椅子に座った時の、足が地面に届くか届かないかぐらいのスレスレ具合で話していきたいと思います。



なにが具体的かと言うと、今度はたとえる対象の話です。

「〇〇のような□□」の□□の部分。

どんなものをたとえるか たとえたらいいか について、次の章で事細かに書かれています。


  • "状態"を、たとえる
  • "感情"を、たとえる


大きく分けてこの2つなのですが、具体的な"状態"や"感情"に対する、たとえを作るための考え方せきしろさん自身のエピソードを紹介しています。



いわば、本の前半の「やり方」を具体例を使って説明した「応用編」って感じですね。

「たとえ」の具体例って、なんかいいっすね。


まとめ

あまり細かく紹介しすぎると、実際にこの本を読む時の面白さが減ってしまうかもしれないので、浅めの、軽めの紹介にとどめておきました。

書評記事と言うよりかは、オススメ本紹介って感じでしたね。



では具体的にはどんな「たとえ」が載っているのかと言うと、この記事の端々で僕が口に(字に?)した「たとえ」、みたいなたとえが載ってます。



こんなたとえしたいなぁ、とか、最近自分の表現力が薄っぺらく感じるなぁ、とか思ってる人には、いっぺん読んでほしいなぁと思いました。

だってみんながこの表現力身に付けたら、もっとWebコンテンツがおもしろくなるよ、絶対。


だから共有しました、とさ。



ちなみに僕は、この本を2周3周、そして何回も読むつもりです。

バイブルとして読み尽くして、「たとえのポロロッカ」なんて呼ばれるようになりたいです。









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