【文章力10倍】人生初ライター講座で学んだ『良い文章』に必要な4つの要素の話
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こんにちは。
ブロガーのポロロッカです。
先日、生まれて初めて『ライター講座』というものに参加して来ました。
もちろん今こうしてブログをやっていなければ、ただの理系大学生であった僕は出会うはずもなかった講演会です。
その講演会で学んだことは、驚きと刺激の連続。
そこで今日は、物書きなら絶対に知っておきたい 物書きのための文章の書き方について、その場で学んだことを元に 余すことなく紹介していきたいと思います。
もくじ
『良い文章』に必要な4つの要素
『良い文章』に必要な4つの要素はズバリ、
- フォーマット
- 読者
- 内容
- 文体
の4つです。
ブロガーやライターなど物書きの人は「4. 文体」を重視しがちですが、
実はそれだけが大切なわけではなくて、4つの要素のバランスが重要なんですね。
というわけで、以下にて「フォーマット・読者・内容・文体」のそれぞれについて詳細に説明していきます。
1. フォーマット→"基礎体力"
簡単に言うと、「てにをは」をはじめとする 指示語の使用や読点の位置に関する文法の基礎知識のことです。
この項目に関しては知っておくべきこと・注意しなければいけないことは多くあるのですが、
その中でも特に忘れがちなことをピックアップして紹介します。
接続詞の適切さ
「接続詞をどの程度使うか?」ということは、物書きの方なら結構考えたことあるんじゃないでしょうか?
そんな接続詞なんですが、
論理的な文章を書けば、接続詞は本来必要ない
という見解が、この度僕が新たに得た知見です。
それに関しては新聞記事がいい例で、
確かに新聞記事は、簡潔に書いてあるがゆえ 接続詞が必要以上にありません。
つまり、
接続詞とは読者が読みやすくするための道しるべだ、と捉えて使うようにするべきなのです。
その接続詞、
「本当に必要か?」
「使い方は正しいか?」
ということに注意を払わなければいけないんですね。
ちなみに僕は今、接続詞の使い方を極めるためにこちらの本↓を読んでいます。
接続詞マスターになったら、また書評記事にもまとめたいと思います。
三点リーダ
文末などによく付ける、「……」ってやつ。
これのひとセット「…」を三点リーダと言います。
これをよく「…」と3点だけで使っているのをよく見かけます。というか僕自身もたまに3点だけで使っちゃいます。
ですがこれ、点の数は偶数個が基本なのです。
だから2つ並べて、計6点打つのが正しい使い方なのです。
これは結構忘れてしまいがちなことですが、気を付けておきたいと思いました。
主語・文末の重複
同じ単語を連続で使うのがクドく読みにくいのと同様、主語や文末なども 同じ句や形式が続くとクドくなってしまいます。
文末でも特に「体言止め」はここぞ!という時にだけ使うようにしないと、主張したい文がどこなのかが分かりにくくなってしまいます。
多用は禁物なのです。
読点の位置
「、」←これです(こっち→「。」は句点)。
基本的に読点は、
- 接続詞の後
- 主格の後
- 意味上の区切れ
で使うことが望ましく、正しいです。
逆に 至るところで読点を使いまくってしまうと、めちゃくちゃ読みにくい文章になってしまいます。これも 多用は禁物 ということですね。
ちなみに僕は、それでも読みやすいように区切りたい時は半角スペースを入れて読みやすくするようにしています。これがなかなか使える。
2つ上の段落でも使ってますので、ぜひ真似てやってください。
2. 読者→"読者とのマッチング"
「誰に向けて書くか?ということを重視しろ」
というのは、至るところで唱えられてきました。
「理想読者」いわゆる「ペルソナ」設定を意識しろ ってやつですね。
でも、これまで言われてきたように「ペルソナによって相手に合わせたことを書け」というのは、
ペルソナによって内容だけを変えろ、ということ"ではない"のです。
つまり、
- 語彙
- 文体
- 丁寧語、敬語
などもペルソナに合わせろ ってことなのです。
語彙
「語彙」という単語1つとっても、語彙/ボキャブラリー/使う言葉 といった風にいろいろな言い回しがあります。
例えばこの記事が中高生向けのものなら、「語彙」なんて言うより「使う言葉」と言った方が伝わりやすいですよね。
でもこの記事は物書き向け、つまりある程度の語彙力のある方たちが読んでいるものだ と踏んで、僕は「語彙」「語彙力」という言葉を選んでいます。
つまりはそういうことです。
文体
長文で論理的な文章がいいのか、それとも短文でリズミカルな文章がいいのか、
これもペルソナに合わせて書きわけるべきです。
他にも、語尾の言葉遣いなんかも使い分けたいですね。
丁寧語、敬語
読者との目線の関係性が強く影響します。
たとえば僕が今この文章を、めっっっちゃくちゃフランクに「ヘイメーン!文章力アゲてこーぜぃ?!」みたいな感じで書いてても嫌だし、逆に「この度は私めの稚拙なる文章を読んでいただき……」なんて言っててもそれはそれで気持ち悪いですよね。
ペルソナとの間に程よい距離感を持ちましょう。
文章構成の基本は起承転結ではない
ここまでは「文章」を書くための「文」の書き方について、重要な4つの要素のことを書いてきました。
今度は文章自体の「構成」に目を向けたいと思います。
……と言っても言いたいことは表題の通り、
「起承転結こそが文章構成の基本」という間違った考え方を捨てようということです。
たとえば、論文に「転」は不要なわけです。言ってることがコロコロ変わっていては説得力に欠けます。結局STAP細胞はあるのか? ないのか? そう思ってしまいます。
逆にブログ記事に「転」は2つ以上あってもいいです。次どう来るか分からないブログならではの文章展開の面白さは、皆さんには説明するもがなだと思います。
では、全ての文章における構成の基本は、何だと捉えたらいいのか。
それは、落語の構成である
マクラ→本題→サゲ
を意識すべきです。
案外どんな文章を書こうとしても、この構成に落ち着きます。落語だけに(落語→オチを付ける)。
(……上手いこと言ったーードヤーー!!)
結局『良い文章』って?
ここまでたくさん書かせていただきましたが、
「文章の良さ」というパラメータは存在しない
というのが結局のところです。
それこそ、あなたがお得情報を伝えたいのか? それとも身の回りで起こった面白いことを伝えたいのか?
それによっても、文章の良さの定義は変わってきますから。
要は
- 基礎体力
- 読者とのマッチング
- 内容の面白さ
- 文体そのものの個性
この4要素の良いバランスが『良い文章』に繋がるわけです。
内容が面白ければ、文章は下手でも構わないですよね。
まさに3と4の関係がそれを表しています。
読者のニーズに応えた、共感を得られたツイートは拡散されやすいです。たとえ文章自体に欠陥があっても、リツイートは留まることなく伸びていきます。
まさに1と2の関係がそれを表しています。
このように、これら4つの要素を意識することで、あなたの文章はワンランク上の『より良い文章』になることでしょう。
ぜひ、これらのことを意識して文章を書いてみてください!
ライター講習松葉類様並びに主催団体アンテナ様への感謝
今回のこのような刺激的で有益な講演会は、京都のカルチャーを発信するマガジン『アンテナ』様が主催されたイベント「松葉類による \出張/ライター講習」です。
『アンテナ』は僕もよく読ませていただいてるWEBマガジンです。そんなところが主催のイベントに参加でき、たくさんの刺激をいただけ、本当にいい機会になりました。ありがとうございました。
そして、講演者の松葉類様は、京都大学文学研究科で、現在も文学研究者・ライターとして活躍しておられる方です。
そのバックグラウンドだけでも説得力があるなあ、と始めはのほほんと思っていましたが、講演会が終わる頃にはファンになるほど尊敬していました。
この度は素晴らしい講演を、ありがとうございました。
そして今回、この講演会に参加しようか迷っている僕の背中を押してくれた、アンテナライターでありはてなブログ『九六フィートの高さから』管理人の安堂(id:kakkoiikakko)くん、本当にありがとう。
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