【変な日本語】みんな「チゲ鍋ネーム」を使いすぎてる話【おかしい】
スポンサーリンク
こんにちは。
好きな鍋はキムチ鍋のポロロッカです。
今日は、長年ずっと言いたかったことを世に主張したいと思います。
ズバリ、
「チゲ鍋ネーム」問題
についてです。
もくじ
「チゲ鍋ネーム」って?
皆さんは「チゲ鍋」っていう言葉を使いますか?
もしかしたら何の疑いもなく使っている人も多いかもしれませんし、なんならお店のメニューなんかでも耳にすることがあるかもしれません。
現に、うちの大学の近くにある生パスタ屋さんのメニューにも、「チゲ鍋」というワードがありました。
ですがこれ、実はむちゃくちゃ気持ち悪い言葉なんですよね。
なんでかというと、実は「チゲ」って、韓国語で「鍋」という意味なんです。
つまり「チゲ鍋」とは、日本語訳すると
「鍋鍋」となるんですね。
むっちゃ気持ち悪い。
で、こういう言葉を「チゲ鍋ネーム」と言います。何を隠そう「チゲ鍋ネーム」とは僕が考えた言葉なので知らなくて当然です。
「チゲ鍋ネーム」って、ある意味重言とも言える表現です。
(重言って「頭痛が痛い」や「馬から落馬する」みたいな 意味が被っている表現のことです。)
重言と並べると、「チゲ鍋ネーム」がおかしい ということはよく分かると思います。
でも、よくよく考えてみたり調べてみたりすると、
この「チゲ鍋ネーム」ってこの世に大量にあるんですよ。
だからそれらを紹介して、誤用(それが正式になっている場合は誤用とは言わないかも…)を避けてほしいと思います。
世にはびこる「チゲ鍋ネーム」
フラダンス
これも代表的な「チゲ鍋ネーム」です。
「フラ」というのはハワイの言葉で「踊り」という意味で、現地では「フラ」とだけ言うんですね。
だから「フラダンス」と言うのは日本だけで、これは立派な「チゲ鍋ネーム」なわけです。
サハラ砂漠
「サハラ」はアラビア語で「砂漠」を意味します。
よって「サハラ砂漠」は「砂漠砂漠」になるわけです。
地名だとこういう「チゲ鍋ネーム」は本当にたくさんあります。
「ゴビ」もモンゴル語では「砂漠」という意味だし、「ナイル川」や「ガンジス川」もすべて現地の言葉に直すと「川川」となるらしいです。
まぁこれは誤用ではなく、それ自体が正式な使い方なのですが、
「チゲ鍋ネーム」であることに違いはありません。
サルサソース
フランス語で「サルサ」は「ソース」。
まぁそもそも僕は「サルサソース」なんてオサレなワード自体使わないんでいいんですけどね。
クーポン券
これは僕も調べて初めて知りました。
どうやら「クーポン」がフランス語で「券(回数券)」という意味らしいです。
だから「クーポン」で止めるのがいいんですね。
だから「クーポン券」って言うと、むちゃくちゃスラップが上手い例のベーシストみたいになっちゃうってことですね。
マグカップ
マグカップと名高いあのカップ、実は英語では「マグ」とだけ言うのです。
つまりどちらも「カップ」のことを表す英語なんですね。
これは今まで上げてきた例のように2種類の言語で同じ意味を表す2つの言葉を合わせたと言う構図ではなく、
同じ言語内で同じ意味を表す2語を重ねたという特殊なパターンです。
「マグカップ」って英語だから気づかなかったんですかね。
でも、「チゲ鍋ネーム」を侮ってはいけません。
なんと、「日本語+日本語」という構成の「チゲ鍋ネーム」が存在するのです。
それがこちら。
日向ヒナタ
(出典:日向ヒナタ)
週刊少年ジャンプで掲載されていた世界的忍者漫画「NARUTO」に登場する、主人公うずまきナルトの嫁の「日向ヒナタ」。
一応苗字の「日向」は「ひゅうが」と読むのですが、意味合い的には苗字も名前も「ひなた」です。
もうこれは生粋の「チゲ鍋ネーム」です。
日本の未来が心配
ここまで「チゲ鍋ネーム」が世にはびこっているとなると、日本の未来が少し心配になってきます。
なぜかと言うと、
「キラキラネーム」に代わって「チゲ鍋ネーム」が流行るかもしれないからです。
「日向ヒナタ」みたいな「読み方を変えれば同じ」でなくても、「漢字は違えど読み方が一緒」みたいなパターンもありえるのが日本語の恐ろしいところです。
現に高校の後輩に「佐藤さとし」くんという子もいました。
「さとう」と「さとし」、一文字違うからまだ耐えてるものの、これが悪化すると「チゲ鍋ネーム」になってしまうこと間違いなしです。
そして、「チゲ鍋ネーム」ではないものの、
「いやそれはほぼ意味同じやん…」
という名前もあります。
例えば、作家の森鴎外の本名は、
森 林太郎といいます。
ほぼ意味同じです。
前例があるからこそ、「こんな名前をつけるのが流行ったらどうなるんだろうな……」とか考えてしまいました。