ポロロッカの卵

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三角食べができないのだけど逆にメリットあるの?日本の食文化が変わりつつある話

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こんにちは。

三角チョコパイの季節、絶対1回は舌ヤケドするポロロッカです。





今回そんなジャンクフードは全く関係ありません。

日本の食文化についてです。



日本では、
「三角食べが良い」
という風潮があります。


「三角食べ」とは、
ご飯・主菜・副菜(汁物・サラダ・小鉢など)を順番に一口ずつ食べていくという食べ方で、
世間一般にこれが正しい食べ方なんて思われてます。



しかし、その「三角食べ」、

僕はできないです。



そしてそれがマイノリティなのかな、と思って友人に訊いてみたところ、
周りの人もできない人が多いことが分かりました。


そんな少数派の「三角食べ」、
逆にメリットってなんなのでしょうか?



疑問に思ったので調べてみました。




もくじ

三角食べができない

まず具体的に、三角食べができない人はどんな風に食事しているのかについて説明していこうと思います。

二角食べ

ネーミングは僕が付けたので正式名称ではない(というか正式名称とかあるのか?って感じ)ですが、

ご飯と主菜を行ったり来たり
最後にサラダ→小鉢→汁物を一気飲み

という食べ方を「二角食べ」と呼んでいます。


(最後になるまでご飯と主菜の2つしか食べないから「三角」ではなく「二角」、という安易な理由です。仁鶴師匠は関係ないです。)


(出典:笑福亭仁鶴)


で、この食べ方の人が超多い
三角食べ以外の食べ方の人はほとんどこの食べ方です(ポロロッカ調べ)。


他の食べ方として、こんなのもあります。


OL食べ


こちらの食べ方は、

まずサラダ
その後ご飯と主菜を行ったり来たり
最後に小鉢→汁物

という食べ方で、よく女性・特にOLの方がしてるイメージがあるので「OL食べ」と名付けました。ほんとに勝手なイメージです、私は違うわよ というOLの方がいたらすみません。


こちらの食べ方は、男でも、特に油物の定食を食べる時によく遂行されます。

先にサラダを食べることで胃への負担が減り、消化が捗るとかなんとからしいです。


ばっかり食べ

ご飯も主菜もおかまいなしで、全て一品ずつ食べる

という食べ方。

これは子どもに多い食べ方です。



ちなみにある友人の弟は、牛丼を食べる時も先に上の牛肉だけ食べきってから、下のご飯を食べるそうです。

これは尖りすぎな「ばっかり食べ」の例ですね。



日本では、この食べ方をしてしまう子どもに教育として真逆の「三角食べ」を教える、という風潮になっているらしいのです。


でも、
なんでわざわざ絶対三角食べを推奨するのでしょうか?

別に「ばっかり食べ」じゃなければなんでもいいと思うんですよね。


三角食べが推奨される理由

三角食べが推奨される理由として、

それが文化だから

というのが一番大きな理由です。



なんでももともと「三角食べ」というのは、
"1970年代頃、日本の一部の学校における給食の指導で広められた言葉"らしいのです。(出典:三角食べ)

実際に世界で三角食べしてるのは日本ぐらいらしい。
それもこの「文化」が理由なんですね。



さらに、和食では 定食 とかの同時に複数料理が出されるものが多いです。

しかし欧米人は、
前菜→メイン→デザートという流れの中で、それぞれを楽しむコース料理のようなスタイルで食事するのが習慣です。

だから逆に海外では三角食べが受け入れられがたい、というのもあると思います。




では、三角食べが推奨される理由が「文化」というだけなら、三角食べがヒトの身体に及ぼすメリットってあるのでしょうか?


三角食べのメリット

栄養をまんべんなく摂れる

「ばっかり食べ」とは違って、順番に均等に食べる三角食べは栄養もまんべんなく摂取することができます。

そういう点は、三角食べのメリットと言えます。



でも個人的な意見として、

全部食べたらいっしょじゃね?

とも思っちゃいます。


偏食をなくせる

順番に食べることを義務付けることで、好き嫌いを減らせる、というもの。



しかしこれも、全部食べたらいっしょだし、
そもそも食べ物の「好き嫌い」に関しては別の教育じゃないかな、とも思います。

だから直接的に三角食べのメリットだとは言えません。


口内調味ができる

人間は、口の中で料理を混ぜ合わせることで、口内で味付けを調節することができます。
これを「口中調味」と言います。

それが、三角食べだと1番効率的にできる、というメリット。



実際、僕が「二角食べ」をする理由も、ご飯と主菜の味を口の中で中和させるためなので、この「口内調味」を意識した結果であると言えます。


そこにサラダや汁物・小鉢も含めるともっといい(もっと美味しくなる)ということなら、
これはメリットとしては最適かもしれません。





しかし、全体通して「絶対三角食べをやるべきだ」というメリットをそんなに感じられません。

特に「文化だから」という理由は受け入れがたいです。


口内調味も、ものによっては食べ合わせが悪い組み合わせだってあります(例えば給食で出た「ご飯」と「牛乳」とか)。


これは「三角食べ単一至高主義」が絶対に正しいとは言えないんじゃないでしょうか?


三角食べじゃない食べ方の時代

例えば「じゃあ二角食べを推奨するべ!」と言われても、これも三角食べと同じく際立ったメリットはありません。

でも、「サラダを先に食べた方が胃への負担が減るからOL食べを推奨するべ!」というのなら、
その方が理にかなってるのでいいと思います。



というか正直、そもそも「食べる順番」に教育は必要ないんじゃない?とかも思ったりします。

海外ではそこは重視されてないわけだし、"グローバル化"とか言うならまずは三角食べの教育から改善していけばいいんじゃね?とか思います。


とは言っても、「ばっかり食べしちゃダメ」と子どもに言ったら「じゃあどうやって食べたらいいの?」と訊かれるだろうし、子どもは具体的なやり方じゃないと納得しないだろうから、
結局三角食べを推奨せざるを得なくなるかもしれないんですけどね……


まとめ

難しい問題ではありますが、三角食べをしていないと行儀が悪いと言われるのは解せません。


「三角食べGOOD」の文化じゃなくて、
「三角食べ以外BAD」の文化の方がダメ

だと思います。



結局食べ方は自由だから、
三角食べしてないってだけで「マナーがなってない子」扱いするのはやめてほしいです。


……という4000字弱に及ぶ僕の日常生活の愚痴でした。








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