【大人の常識】「関西」と「近畿」の違いを調べたら思ったより違った話
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こんにちは。
大阪府出身京都府在住の生粋の府民、ポロロッカです。
今現在僕は京都府のとある大学に通っているのですが、友人の出身地は日本各地津々浦々で、それこそ「北は北海道から、南は九州ぐらいまで」という感じでございます(沖縄出身の人は見たことありません)。
そのうちの1人、岡山県出身の友人が、こんなことを言い始めました。
「いやまぁ、いうて俺も関西の人間やしなぁ。」
論争が勃発しました。
彼以外の、大阪やら京都やら兵庫やら奈良やら(奈良やらって舌触りいいな)出身の人間が一斉に「違う」と言い始めたのです。
「岡山は関西に含まねぇだろ。」と。
もちろん僕も岡山は関西に含まない派の人間でした。僕の中で「関西=近畿」的な感じの認識だったからです。
でも岡山出身の彼の認識では、「関西=西日本」だそうです。
結果的にその論争は、鎮静する気配がなかったのでその場では流れたのですが……やはりどうしても気になってしまったのです。
関西ってどの範囲なのだろう。
そこで今日は、
「関西」が表す範囲について調べてみたいと思います。
これを読めばあなたも明日から「関西」だ！！
(意味不明)
もくじ
まず、近畿地方とは
そもそも僕が 関西とイコールと捉えている近畿地方についてですが、
僕のイメージでは大阪、京都、兵庫、和歌山、奈良、滋賀、三重の2府5県が「近畿地方」でした。
ドキドキしながらググってみると……
近畿地方の範囲について法律上の明確な定義はないが、一般的には大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・三重県・滋賀県・和歌山県の2府5県を指す。
出典:近畿地方 - Wikipedia
どうやら僕の認識は当たっていたようです。
一安心。
関西の定義
近畿地方の定義で見事正解を当てた僕。
そしてズバリ、関西=近畿なので関西も近畿と同じ2府5県だ！と自信を持って予想。
「不安」と「余裕」の入り混じった、若干「余裕」優勢の気持ちでググってみると……
関西（かんさい）とは、日本の地方を指す言葉である。現在、関西の範囲は大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山の2府4県とされることが多い。
出典:大阪府 - Wikipedia
ファッ？！
なんで三重仲間外れにされたの？！
そしてもっと読んでいくと、さらに驚くべきことが書いてありました。
関西地域振興財団では、福井県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、徳島県の2府8県を関西と定義し情報発信を行っている。
出典:大阪府 - Wikipedia
出典:関西地域振興財団
ファッファッ？！？！
福井と鳥取と徳島どっから来た？！
あとちゃっかり三重戻ってきてるけど！
信念どこ行った？！
もう僕は驚きを隠せないどころか身体中の全毛穴から驚きが噴出されました。細木数子と江原啓之が見ても驚いちゃうぐらい僕の周りには驚きのオーラがうずまきました。
2個目の定義、つまり関西地域振興財団を元にする関西の定義は、もうその団体に加盟してしまってるものだから理由とか考えてもどうしようもないです。だからもう諦めます。
いやでも、1個目！ 概念的な関西！
お前が三重を仲間はずれにするのは、なんか、その、違うだろ！
というわけで1個目の関西の定義で三重県が外された理由を考えてみました。
三重仲間はずれの理由
関西の「関」に込められた意味
そもそも、関西の「関」ってなんぞ？という疑問を消化しないことには始まりません。
ズバリ、
「関」とは関所のことです。
昔の日本って、場所によっては県境を越えるのにも「通行許可証」が必要だったわけです。
で、その許可証を提示する場所は「関所」と呼ばれました。
そしてその関所を境に、
- 東海道鈴鹿関・東山道不破関・北陸道愛発関という関所から東を「関東」
- 近江国逢坂関という関所から西を「関西」
と呼んだのです。
つまり実は「関東」と「関西」の「関」は違う「関」なのです。
関西の地理的解釈
関西の「関」は近江国逢坂関と言いましたが、それがあった場所こそがポイントです。
知ってる人も多いかもしれませんが、近江国とは 現在の滋賀県です。
つまり関西とは「滋賀より西」という意味です。
滋賀より西。
三重はほとんどが滋賀より東に位置しています。
ちょっと東寄りってだけで、三重は仲間はずれにされていたのです。
理由を知った上で、
三重 超かわいそう。
結論
でもやっぱり正直、大阪府民・京都府民からしたら、
どうでもいいな。
あと岡山、
お前はどのみち関西じゃねぇよ。
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