【音楽の持論展開】リズム感には3種類ある話
スポンサーリンク
こんにちは。
最近ギターを練習しているけど実はドラマーのポロロッカです。
今日は音楽に関する持論をたらたらと述べたいと思います。
題目はリズム感の種類についてです。
根拠のないものがあったり間違っていることもあったりするかもですが、そこは持論なので、広い目で見てくださいネ。
リズム感を作る3要素とは?
いきなりですが、「リズム感がある」といえば、正確なリズムで演奏できることだと思う人がたくさんいることでしょう。
それこそメトロノーム(冒頭の写真)が奏でるような機械的にピッタリしたタイミングの演奏こそ、リズム感のある演奏だと思うでしょう。(「リズム感」で画像検索した時に検索最上位画面をメトロノームが占めていたのがいい例。)
でもそこで、誰もが認めるX JAPANのドラマーYOSHIKIさんの演奏を思い浮かべてください。
あの方の演奏は決してメトロノーム的なピッタリした演奏ではありません。
では、あの方にはリズム感がないのでしょうか?
いやいやそんなわけありませんね。
つまりなにが言いたいかというと、
機械的な正確さだけがリズム感の指標ではないということです。
そこで、このチャプターのタイトルにあげたように、リズム感には3つの要素があると考えました。
それはズバリ、
- 機械的な正確さ
- スピード感
- 全てを超越する大らかさ
の3つです。
そしてこの3要素こそ、そのまま3種類のリズム感であると言えます。
では、この3つをそれぞれ見ていきましょう。
機械的な正確さ
これは世間一般で「リズム感」とされているそれですね。機械のように、縦のタイミングを合わせる。それがこのリズム感が担う役割です。
スピード感
先程のYOSHIKIさんの例では、この種類のリズム感を表しています。
ではスピード感とは、「速く演奏すること」なのでしょうか?
それは違います。
リズム感におけるスピード感とは、絶対的な速さではなく、相対的な速さにあります。
「ん?」ってなった方が多いと思いますが、詳しく説明すると、
「1, 2, 3, 4」という拍そのものにスピード感が生まれるということです。
小学生が数字を数える時って、「いーち、にーい、さーん、しーい」って数えますよね?あれはスピード感のない拍です。
逆に、熱血な体育教師が数字を数える時って、「あいっち、あにー、あさん、あしー」って数えます。少なくとも僕が今まで見てきた熱血な体育教師はそう数えてました。そしてあれこそスピード感のある拍なのです。
もう少し音楽的に言うと、これは「拍のウラを意識している」と言うことができます。
小学生に対して体育教師は、ひとつの拍の半分が「あ」という文字で満たされることで拍にウラが生まれているのです。
3要素の相互作用
今紹介した3つの要素は、それぞれがお互いに影響しあっています。
まず、「機械的な正確さ」は音楽にとっては必須ですが、それだけでは味気ない演奏になってしまいます。単調なのです。
そこで必要になってくるのが「スピード感」です。これによって拍にうねりが生まれるので、単調ではなくなります。
しかし単調でなくなっただけでは、世界観が生まれません。そこで「全てを超越する大らかさ」がそこに世界観を構築します。
でも「全てを超越する大らかさ」はそれだけだと浮いてしまいますし、元の拍があってこそズラす事に意味が出てきます。だから「機械的な正確さ」が必要になってきます。
……というように相互作用しているのです。
具体的にすると、
「機械的な正確さ」は葉っぱを作ります。
葉っぱだけでは味気ないので、「スピード感」がそれを生やす木を作ります。
でも、木1本だけだとやはり世界観が分からないので、「全てを超越する大らかさ」が森を作るのです。そうすればそこに「世界」が生まれます。でもその世界が存在し得るのは1枚の葉っぱがあるからなのです。
自分はどの要素?
皆さんの中で音楽をやっている人は、「リズム感」と言われた時にどの要素を思い浮かべましたか?
もしくは、身の周りの「リズム感がある」と皆さんが思う人は、どのタイプですか?
血液型占いという全くもって科学的根拠のないものを用いるのは少し気が引けますが、それを元に考えてみると
「機械的な正確さ」こそリズム感だ→A型
「スピード感」こそリズム感だ→B型
「全てを超越する大らかさ」こそリズム感だ→AB型
別にどれかひとつだけがリズム感ってわけじゃない→O型
というふうに、血液型と紐づけることができます。これは各個人からしたら例外もあるでしょうが、各々の血液型固有のイメージとの紐づけとして捉えてください。
で、
自分が「これがリズム感だ」と思う要素が分かれば、
それに必要な要素を深く知ろうとしましょう。
例えばあなたが「機械的な正確さ」重視派なら、このままだとリズムに単調さが生まれてしまいます。そこで、「スピード感」重視派を深く知ることで、その単調さをなくせるようにしましょう。
自分に足りない要素を理解することで、BETTERな演奏が可能になるでしょう。
まとめ
ながながと持論を展開してきましたが、これが必ずしも正しいわけではないです。
でも、僕自身この考えを元に、自分に足りない要素をより深く知ろうとしたことで、たくさんのリズムパターンが増えました。
(僕の場合、「スピード感」重視派だったのですが、「全てを超越する大らかさ」重視派の方々の音楽を聴くことで新たな見地に達しました。)
ぜひ皆さんの音楽ライフの片隅に、この考えを留めておいていただけたら本望です。
※ちなみに僕が「全てを超越する大らかさ」について、勉強の参考にした『悪獣』さんです↓
全楽器がリズム楽器としての側面を持っています。
↑ランキングに絶賛参加中
クリックしてくださるだけで励みになります。